簡易ドイツ語発音規則 (日本大学ドイツ文学科研究室資料より抜粋→一頁資料に)
http://www.chs.nihon-u.ac.jp/german/inst/yonei/yonei_info/jyugyo_info/aussprache.html
には、詳細と実際の発音が載っています。

● ドイツ語の発音:基本「ローマ字読み」「最初の母音にアクセントがある」

● ä / ö / ü :「ア」+「エー」、「オ」+「エー」、「ウー」+「イー」
● 母音の長短:a) 母音+1子音→長く b) 母音+2つ(以上)の子音→短く
● 母音 + h : 前の母音を伸ばす働きのみ
● ei / eu / au / ie :「アイ」「オイ」「アオ」「イー」
● 語末(音節末)の母音 + r :
---er 2音節以上の[er]は「アー」。 -er 1音節の語の語末にある[er]は、「エァ」となる。
-ir/-ur/-or 「イア/ウア/オア」となります。 
-ar という場合は、母音化は起こりません。

● l と r :英語よりもはっきりした区別をする 現在のドイツ語では喉を使って発音する[r]の方が一般的 魚の小骨が喉に引っかかった時にそれを吐き出そうとする
● v :英語の「f」と同じ ● w :英語の「v」と同じ
● j :「イャ・イィ・イュ・イェ・イォ」 「イャーパン」のように最初に「イ」音を力強く発音して下さい。
● n :「ナ・ニ・ヌ・ネ・ノ」の発音と同様、必ず舌先を上前歯の裏に押し当てる
● s :音節の最初にあり、後に母音があると、「ザ・ズィ・ズ・ゼ・ゾ」
● z :「ツァ・ツィ・ツ・ツェ・ツォ」 ● ß :「s」の音
● -b / -d / -g :=最後にあったら p / t / k
● -ig :=最後にあったら [ich] 音
● ds / ts / tz:通常は語の末尾に現れる [ts]の音になる
● pf :[pf]は1つのまとまった音 [f]の音を出すようにし[p]の上下の唇を閉じ[p]の音を出さずに息を出す。
● dt :=[t]  「ドト」などと発音しない
● qu :=[kv] [v]を意識   ● chs :=[ks]  最初の[k]を「ク」と発音しない
● ch   i/e音+ch:子音+ch :日本語の「ヒ」と同じ口を作り、「ヒ=hi」の最後の[i]音を出さずに、空気が口蓋を通過する時に出る音。 a/o/u/au+ch:喉で出す[r]の音を、喉のもう少し浅い部分で発音した音「ホ」にしない
● sch / tsch :sch 後に続く母音と一緒に、「シャ・シィ・シュ・シェ・ショ」
 [t]を付けて発音しようとすると、自然に「チャ・チィ・チュ・チェ・チョ」
● sp / st :音節の最初に来ると、[s]が[sch]と同じように発音されます。
● ・・・t d・・・=d / ・・・d t・・・=t →音の省略 :前の語の末尾の[t]音が消える
● 外来語: y/ti/ph/rh/th
y ドイツ語の [ü]と同じ発音になります。
ti 日本語的には「ツィ」となります。
ph 発音上は[f]です。
rh 発音上は[r]であり、[h]は無視します。
th 英語と違い、単なる[t]の発音となります。