朝
長田恒雄 作詞
深い眠りから覚(さ)めた朝のすがしさ
まるい大きな空
明るい光の束
むさぼりをはなれ
こころ洗われて
悩みの手にとらわれず
そして 心静かに澄めば
眠りはやすらかに深く
頬にながれる朝の微風(そよかぜ)は
黒水晶のように瞳をみがき
曇りないひかりのみずうみのように
かがやかせる
一四分律より 一
昭和31年大谷大学男声合唱団のために作曲さ
れた。み仏の大きな力にみちぴかれ,私の煩
悩はとかれた。その時の心のなんと清々(すがすが)しい
ことよ。まるで深いねむりからさめた朝の如
く。
●四分律‥‥‥仏滅百年後四度にわたって集めら
れた戒律に関する書