菩 提(ぼだい)
    遊亀山清照 作詞


ひとの世の あわれくるしみに
ふりかざす ちいさき智慧を
あゝ くるしみに くるしみに生く
おのれをすてて ひたすらに
八つの道に すゝみゆく
ゆきどけの はやせの水に
流さなん かたき迷いを
あゝ うつしよの うたかたの身に
かぎり知られぬ そよひとの
めぐみの光 とけゆかん

この曲は龍大OB遊亀山清照氏(尾道)が,
在学中に作詞したもので,昭和32年清水脩氏
によって,龍大男声のために作曲された。

●菩捷……さとりの境地
●八つの道‥…・八正道のこと,すなわち正見
(正しい見解)・正思惟(正しい道理の思索)・正
語(正しい言葉を語ること)・正業(正しい行
為)・正命(正しい生活の仕方)・正精進(正し
い不断の努力)・正念(正しい憶念)・正定(正
しい精神統一)