煩悩(ぼんなう)にまなこさへられて
    親鸞聖人「高僧和讃」より

煩悩にまなこさへられて
 摂取の光明みざれども
大悲ものうきことなくて
 つねにわが身をてらすなり

昭和33年龍大男声のために,清水脩氏によっ
て作曲されたもので,先の「たとひ大千世界
に」とともに親鸞聖人の和讃そのままが歌詞
となっている。

●煩悩……人間のまどいととらわれの心
●摂取……慈悲をもっていだきとること
●大悲……広大(こうだい)な仏の慈悲